書籍・雑誌

2010.04.16

「ゲゲゲの女房」

最近私のはまっているもの、毎日すごく楽しみにしていることがあります。

それはNHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」。この春から8時放送で開始時間が変わったのですが、この15分間だけは家事の手を休めてTVの前に座って見ています^^

私にとっては「ちりとてちん」以来の久々のヒットですね~。視聴率はあんまり良くないらしいけど、本当に面白いし、良いドラマだと思います。

ドラマの主人公が実在する人物で水木しげるさんの奥様ですが、いまだにご夫婦そろってご健在なのが安心して見ていられる理由の一つかと。

ドラマでは今、お見合いをして5日目に結婚するということで慌ただしく嫁入り準備をしているところで、これからますます面白くなっていくかと思います。

そんなわけで、見ているだけじゃ満足できない私、原作本の「ゲゲゲの女房」を購入しちゃいました。

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水木しげるのゲゲゲの鬼太郎がヒットするまでの極貧生活、そしてそれを支える奥様の生活など、もうそれはよくぞ子どもを二人育てられたなぁ~と感心するほどの生活ぶりが描かれています。

そして売れっ子になってからの奥様の孤独。ここはちょっと泣けた部分でもありました。

それと、ドラマでは竹下景子が演じているお義母さんはかなりユニークで厳しい一面もあり、本には書かれていないけれどきっとご苦労されたと思います。

最後のあとがきの中で

なんだかいまは「家庭環境」「結婚」「就職」など、人生の入り口でどれだけ幸運をつかむかで、その後のすべてが決まってしまうかのように思い込んでしまう人が多いと聞きます。

(中略)

どんな生き方をしても順風満帆の人生なんてあり得ないんではないでしょうか。人生は入り口で決まるのではなく、選んだ道で「どう生きていくか」なんだろうと、私は思います。

この奥様だからこそ説得力があるし、苦労を苦労と思わない生き方がすごく素敵だなぁと思いました。

ご夫婦がいつまでもお元気でと願わずにはいられません。

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2010.03.04

片づけをすぐに始めたくなる本

私はハウツー本が好きでよく購入するのですが、とりわけよく購入するのが片づけ本です。

どれだけ我が家が物が多くて散らかっているかってことですよね(苦笑)

掃除はしていても、なんだか雑然としている、すぐに机の上に物を置いてしまう。

これが目下の悩み。

今回は「たった1分で人生が変わる片づけの習慣」小松易という本を紹介したいと思います。

本屋で何気なく見かけ、たった1分で?人生も?というこのなんとも嘘くさいタイトルについ手にとったら、ひきこまれてしまってまたもや購入してしまいました。

正直いって、こういう大げさなタイトルの本ってあまのじゃくな私には好きではないんですけどね^^;

でも、今まで何冊も片づけ本は読んでいますが、今までの中で一番片づける気が起きる本でした。

片づけは一日15分でいいそうです。一気にすると汚くなるのも早いというのは経験上うなづけます。毎日少しずつ時間を決めて綺麗にしていく、そして維持していくこと、これが大事。

脳の働きで21日間同じことを毎日していると、その行動を習慣として認識するそうです。しないと気持ち悪い状態になるそうです。だから、とにかく我慢して続けること。

だから片づけたらとにかく3週間はキープ。

まるでダイエットと同じですねぇ~。

と、いうわけで今我が家のリビングの机と台所の机の上は2日経っても綺麗な状態です。

で、一か所綺麗にすると他のところも気になって手をつける気になるから不思議。

他にも捨て方のコツ、まだ使える、使えないで分けるのではなく、今使う、使わないで処分するということなども書いてあり、とても役に立ちました。

春から気分を変えたいな~、リセットしたいな~と思う方にはお勧めの本です。

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2010.01.09

今年最初の読書は「新参者」

お正月もいつの間にやら松の内を過ぎ、もう9日!目標はとりあえず3日坊主にはなっておりません(今のところ^^;)

さて、その目標の一つである、読書。

お仲間のコココチラでも書評が良くて、ずっと気になっていた東野圭吾の「新参者」を今日読みました。分厚いけど、あっという間に読めてしまう面白さでした。

人形町を舞台にある女性が殺され、刑事加賀恭一郎が聞きこみをしていくその過程が9つの短編集になっていて、最後は事件解明へと結びついていきます。

登場人物に一人も悪人がいなくて、この中に犯人がいたら嫌だなぁ~なんて思いながら読み進めていました。

殺された女性はもう語ることができないけれど、その女性の人生や隠された思いを加賀刑事が明らかにしてくれて、殺人事件ではあるけれど救いがあり、心温まるので新年に読むのにふさわしいかも^^;

あっと驚くようなトリックがなくても、家族とか人情とか絆って、いいな~って思わせる推理小説も安心して読むことが出来ていいものです。

この本を読むと間違いなく人形町に出かけたくなると思います。水天宮に行ったことがあるので、知っているところが出ると嬉しいものですね。

甘酒横丁へ行ってみたいなぁ~。

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2009.08.24

読書「一瞬の風になれ」

久々に爽やかな小説を読みました。

何年か前に話題になっていて読んでみたかったのだけど、3巻もあるし、もし読み切れなかったらもったいないので文庫になるまで待っていました。本屋で見かけたときは嬉しくて即買い。

確かTVドラマ化されていたのだけど、本より先に見るべきか悩んでいるうちに見逃しました^^;

佐藤多佳子さんが著者。この名前どこかで聞いたことがあるぞと思ったら、「しゃべれどもしゃべれども」を書いた人なんですねぇ~。

あの時は落語、今度は高校生の陸上部が舞台。この作家さん、努力する人の熱い思いを表現するのがとても上手です。

私はスポーツ部じゃなかったし、スポーツ観戦もあまり好きじゃないし、そんな運動音痴の人間が読んでも感動しました。

主人公は高校生の新二。新二が語る一人称小説だからとっても読みやすい。

新二は天才的スプリンター、幼馴染の連とともに陸上部に入部する。そしてそこで出会う先生や仲間、後輩たち。他校の選手。そして恋。青春小説ですね。

とにかく読んでいて気持ちがいい。ところどころにキラキラした言葉が散りばめられています。

人生は、世界は、リレーそのものだな。バトンを渡して、人とつながっていける。一人だけではできない。だけど、自分が走るその時は、まったく一人きりだ。誰も助けてくれない。助けられない。誰も替わってくれない。替われない。この孤独を俺はもっと見つめないといけない。俺は、俺はもっと見つめないといけない。そこは、言葉のない世界なんだーたぶん

新二が一本一本の走りを大事にする姿から、もう中年になってしまった自分も改めてひとつひとつのことを大事にしていかなきゃいけないな~と感じました。

それと過ぎ去った自分の青春も思い出して甘酸っぱい感傷に浸ったり^^;

陸上の世界だけじゃなくても、何か一つのことに打ち込むというのはそこから得られることが大きいし、自分だけでなく周りの人も感動させることができる。

おそらく多くの人がもう読んでいる小説だとは思うけど、お勧めです。

昨年、記事にされた涼さんへTBさせていただきました。

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2008.12.26

今年の読書総括

読書ブログを持っていたのに、いつのまにやら感想を書くのが億劫になり、放置状態になってしまいました(ダメダメ私^^;)

今年は例年にも増して読書数が少なくなってしまい、反省しています。27冊でたぶん記録は伸びそうにありません。

言い訳するわけじゃないけど、仕事を終えて夕飯を食べてさぁ読書と思うとあっという間に眠りに落ちてしまうんです。

そんな私が12月に入ってから家事や昼寝や年賀状書きを放り投げて、一日で読んでしまった一冊が角田光代の「森に眠る魚」でした。

「対岸の彼女」も重たかったけど、この「森に眠る魚」もそれ以上に重たい一冊でした。

東京の文教地区の街で知り合った5人の母親が育児を通して知り合い、子供の受験を通していつしか崩れていくその関係。

あの音羽の殺人事件を想像させる内容で、ものすごく怖いです。

この人の書く人間関係、女性特有のねたみや孤独感、底知れぬ心の闇があまりにうまく描かれすぎていて、さすがの私も翌日まで読後感をひきずりました。

うちは小学校も中学校も公立だから、それこそこの小説のような思いはせずにすんだけど、確かによそのお子さんと比べて自分の子が劣っていると母親の評価がそれで決まるような気がして落ち込んだりするんです。

昔、次女が幼児教室に通っていたとき、かるたを取れないことにかんしゃくを起こしてひっくり返ってバタバタして大泣きした時の情けなくて自分が泣きたくなったこと・・・昔の嫌な自分を思い出しましたね、この小説。

ほんと、恐ろしい小説ですよ。子供がいなくても女性ならきっと理解できるだろうし、子供のいる人はきっと覚えがある怖さだと思います。

そして登場する5人の女性の中で自分をどの人かにあてはめるし、他の4人も友達と重ね合わせて読んでしまうと思います。

ということで、今年一番印象に残った本は「森に眠る魚」をあげて締めくくることにしましょう。

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2007.08.25

暑いので・・・

普通は読書の秋というけれど、私の場合読書の夏です。

秋は涼しいので外出したくなり、夏は動きたくないので家にこもって読書となるわけです。

8月だけですでに9冊読んだところからして、今年の夏がいかに猛暑かがわかります。

現在分厚い「ひねくれ一茶」を読み途中なのですが、それが終わると何も読む本がなくなってしまうので、本屋へ行ってきました。 本屋大好き。新しい本の匂いが好き。

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図書カードがあったので、気になっていた本をたくさん買ってしまいました。

11月の江戸検定を意識して「一問一答クイズ大江戸風俗往来」という雑学っぽい本を買って、ペラペラとめくって問題を解いてみたら、全然答えられないことにびっくり!

恐ろしいほどに忘れ去っている・・・( Д|||)こんなんじゃ2級ダメかもしれない・・・

読んでも読んでも本の内容を忘れるし、同じ本をもう一度買いそうになったりして、読んでも意味ないんじゃないか?と思ったりするけれど、その時に感動できればいいのよね。

その時、一瞬に感じることが大事なのよ!

と、無理やり自分を納得させる私なのでした^^;

脳漏れの 穴ふさげども ざるのごとく

悲しいねぇ~(-д-;)

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2005.12.28

今年読んだ本

去年の12月10日から年間目標100冊を掲げて、本を読んできました。

だけど、やっぱり100冊には届かなくて、77冊でした。ラッキーダブルセブンでゴロがいいので、今年はこれで締めようかと・・・

我ながらよく読んだ方かなと思います。

でも、ずらーっとサイドを眺めていると、「あれ?この本の結末はどんなだっけ?」というのも何冊かあって、やっぱり感想を書き留めておいた方が忘れなかったのかな~と・・・

来年はもう一つこそっとブログを作ってそちらに記録しておこうかしら・・・などと考え中

どうなるかわかりませんが、ボケ防止や感性を磨くためにも来年も読書していきたいと思っています。

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2005.11.04

『クリムゾンの迷宮』

以前ととさんから面白いと教えていただいた貴志祐介の『クリムゾンの迷宮』角川ホラー文庫がやっと手に入り、一気に読んでしまいました。

面白い!さすが貴志祐介!この人の作品は全て面白いけど、唯一退屈したのが『ISORA』だったかな・・・。

他の『青の炎』も『黒い家』も『天使の囁り』も全て面白いと思いました。

『クリムゾンの迷宮』は一体どういう小説の分類になるのやら?

ホラーといえば、ホラーだし、推理小説とは違うサスペンスに近い感じというのでしょうか。

私も迷宮に入り込んで抜け出せない主人公になり、ハラハラしてページをめくるたびに

ドキドキさせられました。思えば『黒い家』も映画より小説の方がよっぽど怖かったです。

想像をかきたてられる小説、どうしたらこういう着想が浮かぶのか、すごいな~と思います。

これも映画化されると面白そうだけど、ちょっとグロいところがあるので無理かな。

秋の夜長に面白い本を読みたいなという方にぜひお薦めします。

でも、眠る前に読み始めると先を読みたいばかりに徹夜しちゃう恐れがあるので、ご注意を^^;

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2005.09.15

言いまつがい

riroさんが真夜中に不気味な笑いを堪えながら読んだという糸井重里監修の「言いまつがい」。私も何としても読みたくなって、昨日本屋へ買いに走りました。

で、探したのですが、なかなか見つかりません。

本屋で本の探し物を長時間していると、私必ずといってもよおすんですわ(お昼時に失礼~^^;)

ま、そこで用を足してもよいけど、家のトイレでゆっくりしたい派なので、てっとり早く店員さんに聞く事にしました。

「糸井重里の『言いまつがい』置いてありますか?」私

「は?言いまがいですか?」キョトンとした表情の店員さん

もしや、言い間違いしていると思われてないかな~。それとも訛っていると思われてないかな~?妙に不安になる私。

「言い間違いじゃなくて、言・い・ま・つ・が・いでなんです~。」って聞かれもしないのに、ベラベラと補足説明までしてしまいました^^;

そんなこんなで手に入れた「言いまつがい」、面白いです。笑えます。

ちよっと気分がふさいでいる時とか読むといいんじゃないかなぁ~。

皆、色々な言い間違いをしていて、嬉しくなります。

そんな私の言いまつがいは以前記事にしたこともあるけど、「下仁田ねぎ(しもにたねぎ)」を「下ネタねぎ」って言ったことかなぁ~(自爆)

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2005.06.19

今月号のオレンジページ

050619_1323001 創刊20周年だそうです。

今月号のオレンジページはすごくいいです。

ものすごく厚くて2冊分入っていて表面つるつる、立派。

それが300円。手にとってびっくりしました。

赤字覚悟で今までの愛読者にいつもの価格以上に安い価格で提供した、その精神がいいじゃございませんか!

今まで20周年の中で好評だったベスト20のレシピが入っていて、料理用語の付録のレシピ集は、料理の基礎がのっています。これは娘が嫁入りできた暁には持たせたいな~と思いました。

オレンジページの関係者ではありませんが、おすすめです。

献立でいつも悩む主婦のみなさ~ん、店頭から消えないうちに買いましょう。

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